夫婦別姓と再婚禁止期間についての最高裁判例がでましたね。
まだ内容を確認していませんが、確認次第ブログでもその判旨を紹介したいと思います。
司法試験受験生であれば要フォローですね。

さて、今日は遺産分割事件を行う上での参考書籍の紹介です。
遺産分割事件では代理人弁護士をつけずに遺産分割調停や遺産分割審判を進めていく方もいますが、複雑な事案になりますと、きちんと調べた上で手続を進めないと結果的に遺産分割が不利な結果になってしまう危険性もあります。
そのため遺産分割手続の疑問点等を調べる上で参考になる書籍を紹介します。

3冊の本の紹介

まず、一つ目が、片岡武氏及び管野眞一氏著作の「家庭裁判所における遺産分割・遺留分の実務」になります。
  この本は相続事件を扱う弁護士であれば必携ですし、遺産分割事件で分からない点があった場合にまず参照する本です。

持っていない弁護士の方は購入をおすすめしますし、一般の方でも分からない点があった場合参照されるといいと思います。

もう1冊が、法曹会から出ている「遺産分割事件の処理をめぐる諸問題」です。
1冊目の本と内容が若干かぶるところもありますが、多くの裁判官がこれを参照しているのではないかと思われますので、要参照です。ただ、カラーリングやビジュアル的な見やすさの面で言えば1冊目の方がわかりやすいと思います。

 

また、これに加えて、東京弁護士会法友全期会相続実務研究会編集の「遺産分割実務マニュアル」も参考になります。

前2者が遺産分割調停に重きを置いて解説をしているのに対し、こちらは、遺産分割調停前の遺産分割全般について解説がされているように思えます。

終わりに

以上3冊の本を紹介しましたが、当然のことながらこの2冊の本を読めば相続事件全てが解決できるというわけではありません。

弁護士費用が発生するデメリットはありますが、トータルで考えればプラスになることもありますので、ご自身で遺産分割手続を進められている方でも、方針に悩まれた場合は弁護士に相談されることをおすすめいたします。

相続についてお悩みの方は弁護士による無料相談を実施しておりますので、下記お電話番号にて、またはホームページもしくは本ブログのメール相談フォームからお気軽にお問い合わせください。

電話誘導