雪すごいですね・・・。寒いのは苦手なので早く暖かくなってほしいです・・

さて、今日は調停について記事を書かせていただきます。
私がよく受ける法律相談の分野として、相続や離婚等の家事事件があります。
ご依頼をいただけた後、遺産分割調停や離婚調停を申し立てて問題の解決を図っていくこともあるのですが、その時依頼者の方から「ぜひ勝ってもらいたい!」という話をされることがあります。
では、遺産分割調停や離婚調停において、この「勝ちたい!」という考えは大切なのでしょうか。
調停というものは「話し合い」が基本となります。
したがって、色々考え方はあるのですが、私個人としては、話し合いである以上、あまり勝ち負けというふうに考えすぎない方がよいのではないかと考えています。
もちろん、駆け引きが成功して、良い条件で合意できれば実質的には勝ちと考えることもできますが、あまり勝ち負けにこだわりすぎますと、瑣末な部分も譲れなくなるなどして調停がうまく成立せず、解決が遅れることもあるので、個人的には勝ち負けは意識しすぎないほうが良いのかなと思います。
それよりも、自分の中で譲れない本質的部分と、そうではない部分をしっかり整理して駆け引きををすすめていくことのほうが大事で、その方が結果的に良い結果になっている気もします(なお、その駆け引きは裁判の相場に従ったものでないと、相手方は納得しませんし、調停委員も渋い顔をすると思われます。)。
反対に訴訟の場合は、話し合いではなく、証拠によって白黒はっきりさせる性質のものなので、勝ち負けを強く意識してよいものなのかなと思います(もちろん、訴訟の途中で和解になることもあり、その場合は話し合いになります。)。

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